所有権に関する登記の申請の際に必要となる申請情報及び添付情報について、令和6年4月1日以降、以下のとおり変更とされました。
外国人を所有権の登記名義人とする登記の申請の際(売買・贈与・相続等による所有権移転登記、氏名変更登記等)には、ローマ字氏名(氏名の表音をアルファベット表記したもの)を申請情報として記載することになりました。
また、添付情報として、ローマ字氏名を証する情報(住民票、印鑑証明書等)を提供する必要があります。
法務省が提供しているローマ字併記の記載例
登 記 申 請 書
登記の目的 所有権移転
原 因 令和○年○月○日売買
権 利 者 ○○市○○町一丁目5番6号
ジョン・スミス(JOHN SMITH)
義 務 者 ○○郡○○町○○34番地
甲 野 花 子
添付情報 登記識別情報(登記済証) 登記原因証明情報 代理権限証明情報
印鑑証明書 住所証明情報 ローマ字氏名証明情報
ジョンとスミスの間にスペースを入れるのは不可なので中点・で区切られていますが、全角ローマ字のJOHNとSMITHの間はスペース(空白)で区切るようになっています。
漢字表記の外国人も例外ではありませんが、通称名で登記した場合は、ローマ字併記が適用されません。